四季 冬 The Four Seasons Black Winter

    「四季」シリーズ最終巻です。

    天才ともしばしのお別れです。

    「四季 冬 The Four Seasons Black Winter」を読んで、
    と言うより「四季」シリーズを読んでいて感じていたことですが、
    天才を描くのは大変だなぁ、と。

    真賀田四季というのは、
    人類のうちで最も神に近いと言われる人物。

    アインシュタインもただの秀才にされてしまうほどの人物と認識しています。

    その本物の天才真賀田四季という人物の性格とかはそんな感じなんだろうなぁ、
    とは思っていましたが、
    天才が天才である証拠というかリアリティをどのように出していくのか、
    それがとても難しいと思っていたし、
    どのように表現されていくのか興味もありました。

    天才の証明として一番わかりやすいのは、
    普通では無理だと思われるような形あるモノを作り出すことが出来るという表現。

    天才だからロボットも簡単に作れてしまう。

    より進んだプログラムソフトを開発してしまう。

    ワープ理論なんかも考えてしまったり、
    ミノフスキー理論も考えついたり、
    タイムトラベルやどこでもドアを作り出してしまったり、
    バナナで釘を打つことが出来たり(これは関係ないな)、
    超巨大な豆腐の角を地球にぶつけて破壊したり、、、、。

    なんて感じで「天才」を表現することが多いのですが、
    真賀田四季はそんなチープな感じで天才をひけらかすことなく今まで来ました。

    まぁ、今回は人間そっくりのロボットが登場したりしますが、
    それは発明をひけらかすと言うより必要に迫られて作った感じで登場。

    最後まで超越的な天才のまま物語は一応終了しました。

    当然と言えば当然ですが、
    真賀田四季とは森博嗣氏が考えるというか、
    思っている「天才」像なのでしょうね。

    第三者から見た「天才」ではなく、
    天才を描くことの大変さ。

    結局、人格的な部分や思考形態で「天才」を表現し、
    ある意味成功とも失敗とも言える作品になってしまいました。

    まぁ、補完的な作品であるとすればこういうのも有りなんでしょうが、
    独立した一つの作品となるとどうなんでしょうね。

    アチキは、補完的な感じで読んでいたので、
    これはこれでOKでしたけど。

    アチキ的には「四季 冬 The Four Seasons Black Winter」は、
    無くても良かったかなぁ、と。

    いつかどこかで森博嗣氏の作品にちろっとでも登場してくれれば、
    アチキはその程度でも良かったかなぁ。




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    四季 秋 The Four Seasons White Autumn

    「四季」シリーズも三冊目。

    「四季 秋 The Four Seasons White Autumn」です。

    どうやら作者森博嗣的には、
    「四季」という一つの小説を分冊にしているだけで、
    シリーズというわけではないらしいです。

    まぁ、読者的にはどちらでも良い感じですけどね。

    さて、この巻では真賀田四季は登場しません。

    出てくることは出てくるのですが、
    本人が出てくると言うことがないと言うことです。

    だからといってつまらないかというと、
    そんなことはないです。

    それこそ、S&MシリーズやVシリーズを読んできた人たちには、
    旧友との再会を楽しむ感覚で読めることでしょう。

    そうなのです。

    前巻までは、
    真賀田四季の視点というか、
    真賀田四季を中心に描かれていたのですが、
    今回は犀川創平と西之園萌絵のコンビと、
    保呂草潤平と各務亜樹良のコンビが真賀田四季が残した謎というか、
    真賀田四季を探し出すという話になっています。

    ちょっとネタバレ。

    気になる方はここから先は読まないように。

    時間軸で言うと、
    Vシリーズから始まり、
    S&Mシリーズとなり、
    前巻までの「四季」シリーズは先の二つのシリーズに並行して進んでいました。

    今回は、アチキGシリーズを読んでいないので、
    どのアタリに位置するのか正確には分かりませんが、
    S&Mシリーズの最終巻「有限と微小のパン The Perfect Outsider」のラストで、
    真賀田四季と犀川創平の邂逅から三年以上の月日が流れています。

    そして、遂にS&MシリーズとVシリーズの相関関係がハッキリとします。

    いやー、ここまで関連させているとは思いもよりませんでしたよ。

    Vシリーズの主人公瀬在丸紅子の息子「へっくん」が、
    犀川創平だとは、、、。

    道理で「へっくん」としか呼ばれていないわけだ。

    だから「へっくん」の妹である儀同世津子が祖父江七夏の子供だと言うことも判明。

    そして、瀬在丸紅子と西之園萌絵の出会い。

    次の「四季 冬 The Four Seasons Black Winter」で、
    真賀田四季と出会えるのでしょうか。

    今回の「四季 秋 The Four Seasons White Autumn」で意味深な台詞を残した真賀田四季。

    いやー、今から続きを読むのが楽しみだなぁ。





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    四季 夏 The Four Seasons Red Summer

    「四季 春 The Four Seasons Green Spring」の時に書いたんですけど、
    この「四季」シリーズを読む前にS&M(犀川創平と西之園萌絵)シリーズの「すべてがFになる The Perfect Insider」と「有限と微小のパン The Perfect Outsider」を読んどけば、
    最低限楽しめるでしょうと。

    しかし、この「四季 夏 The Four Seasons Red Summer」を楽しむためには、
    V(瀬在丸紅子)シリーズを読んでおく必要が出てきました。

    Vシリーズの「赤緑黒白 Red Green Black and White」だけでなく、
    Vシリーズ全般を読んだ方が良い感じです。

    結局、作者森博嗣氏の策略にはまり、
    S&Mシリーズを読み、Vシリーズを読んで、「四季」シリーズを楽しめと。

    そして、Gシリーズ、Xシリーズも読みなさいと言うことなんですね。

    さて「四季 夏 The Four Seasons Red Summer」ですが、
    S&Mシリーズで衝撃のデビューを飾ることになった「すべてがFになる The Perfect Insider」の舞台妃真加島(ひまかじま)の研究所建設が始まります。

    そして、その研究所に監禁される切っ掛けとなった真賀田四季博士の両親殺害事件の全貌が明らかになります。

    天才真賀田四季博士は、
    ある意味人間を超越した存在で、
    「人」の価値観とはちょっと違ったというか、
    理論的な(けっして冷血と言うことではなく)思考の人間で、
    超越的な価値観の持ち主だと思っていたんですよ。

    だから「すべてがFになる The Perfect Insider」で犯人を推理する上で、
    最大のネックであった被害者である新藤清二の行動がどうも解せなくてね、
    その部分が今回の「四季 夏 The Four Seasons Red Summer」で解決できたかな、と。

    最初にこのものも語りを読んでいれば、
    「すべてがFになる The Perfect Insider」でも素直に受け入れられたかもしれないなぁ、
    なんて思ったりもしましたよ。

    そんな、行動に出たのもVシリーズの登場人物たちの影響だったとは。

    瀬在丸紅子や保呂草潤平、そして各務亜樹良。

    次の巻「四季 秋 The Four Seasons White Autumn」では、
    どうやらS&Mシリーズとリンクするようです。

    どこから何処までのことが書かれているのか、
    まだ読んでいないので、すごく楽しみにしています。

    やはり「四季」シリーズは、
    補完的な作品であり、
    独立した物語として楽しむには限界があるシリーズだと言うことがよく分かりました。





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    四季 春 The Four Seasons Green Spring

    森博嗣氏著のS&Mシリーズ(犀川創平と西之園萌絵のコンビが活躍するシリーズ)で、
    一番好きな登場人物、天才・真賀田四季博士の物語です。

    全4作。

    四季の名の通り、
    春夏秋冬で物語が綴られています。

    アチキは、まだ「春」しか読んでいないけどね。

    真賀田四季の登場はとてもインパクトありましたよ。

    小説自体インパクトがあったし。

    「すべてがFになる The Perfect Insider」で登場し、
    その後、「有限と微小のパン The Perfect Outsider」にも登場。

    S&Mシリーズが終わってしまったので、
    もう真賀田四季にはあえないのかと思っていたら「四季」シリーズで、
    主役として登場したじゃありませんか。

    森博嗣氏の本を全て読んでいるわけではないので分かりませんが、
    アチキが読んだ本では、
    Vシリーズ(瀬在丸紅子のシリーズ)でちろっと出てきただけでした。

    で、「四季 春 The Four Seasons Green Spring」ですが、
    真賀田四季の幼少の頃の話です。

    「すべてがFになる The Perfect Insider」で初登場する以前の話で、
    「すべてがFになる The Perfect Insider」り舞台になった妃真加島(ひまかじま)に閉じ込められる切っ掛けになった事件よりも前。

    Vシリーズで瀬在丸紅子と大学の図書館の前で出会った時期の話です。

    生まれたときから天才で、
    馬に蹴られてバカになったのはバカボンのパパで、
    多重人格をこの頃から形成して、
    とても子供とは思えない少女真賀田四季。

    ちなみに「四季 春 The Four Seasons Green Spring」では、
    人が死にます。

    看護婦が死んで、
    最後にはあの人も死んで、
    と言った感じで人は死ぬんですけど、
    推理ミステリーではありません。

    看護婦が死んだときはそれっぽい感じだったんですけどね。

    これはあくまでも真賀田四季の物語であり、
    真賀田四季は名探偵にはなれるけどそんなちっぽけな存在で終わる人物ではありません。

    人の死にたいして興味はない人物だし。

    ある意味、森博嗣氏り天才とはこういう人物なんだろうという理想像なんでしょうね。

    そして、この物語を独立した本として読むとちょっとつらいです。

    やはりS&Mシリーズを、
    最低でも真賀田四季が登場する「すべてがFになる The Perfect Insider」と「有限と微小のパン The Perfect Outsider」くらいは読んでから読んで欲しい作品です。

    ちなみにVシリーズでの登場は「赤緑黒白 Red Green Black and White」になります。
    これだけ家読んでもVシリーズを楽しめるか疑問だし、
    それほど前面に出てくるわけではないので、
    ホントにちょっとだけですからね。

    でも、これだけは言えるかな。

    S&Mシリーズないしは、S&Mシリーズの二冊を読んでから読むだけの価値があることは間違いないです。

    それほどこの「四季 春 The Four Seasons Green Spring」が素晴らしいのかというと、
    そういうことではなく、
    S&Mシリーズがおもしろくて、
    尚かつ、真賀田四季がいいんですよ。

    これは、お薦めしますよ。





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    笑う招き猫

    会社の先輩から「うちの娘も読んだ本」と渡されて、
    読んだ本です。

    「笑う招き猫」というタイトルも作者の山本幸久氏の事もしりません。

    まぁ、タイトルから連想するに推理小説的な話なのかな、と。

    で、数十ページくらい読んだとき、
    本を貸してくれた先輩に「まだ人死なないんですけど」と言ったら、
    「いや、これミステリーじゃないから」
    と言われてしまいました。

    永吉さんも死なない。

    若手お笑いコンビのキンキラも死なない。

    ヒトミとアカコの女性若手お笑いコンビの話。

    最初のインスピレーションからは掛け離れていたけど、
    まぁ、最後まで楽しく読みました。

    基本、ヒトミが主役というか語り部になって物語は進行していきます。

    お笑いを始めて、
    徐々に活躍していくヒトミとアカコのコンビ。

    読みやすい文体で、
    さらっと最後まで読めてしまいます。

    それなりのエピソードはありますが、
    人が死ぬような大きなエピソードはありません。

    ごくごく日常的なエピソードばかりです。

    読み終わって最後の解説を見たら小説すばるの新人賞を取った作品なんですね。

    しらなかった。

    小説すばるの新人賞なんて興味ないし。

    賞を取ったからおもしろいとは限らないし。

    でも、とりあえず、無理矢理ではなく、
    最後まで読めるだけのおもしろさはありました。

    これで、人が死んでくれてヒトミとアカコが事件を解決してくれたら赤川次郎氏になれたかもしれないなぁ。

    特に癖もないので、
    誰でも読めると思うし。

    出てくる登場人物は、
    きちんとキャラクターがたっているし。

    ハッピーエンドだし。

    それこそ、高校生くらいが読むとちょうど良いのかも。

    まぁ、表紙見て中身をちろっと読んで気に入ったら買って読んでみてください。





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