η(イータ)なのに夢のよう Dreamily in spite of η 【小説】

    「η(イータ)なのに夢のよう Dreamily in spite of η」にて、
    今のところ文庫になっているのは、読み終わってしまいました。

    続きの「目薬α(アルファ)で殺菌します Disinfectant α for the eyes」も出ているのですが、
    まだ文庫になっていないのよね。

    文庫になった読みますよ。

    と言うわけで、
    「η(イータ)なのに夢のよう Dreamily in spite of η」です。

    Gシリーズの6巻になります。

    今回は、首つり自殺。

    またまた連続首つり自殺。

    はたして、これは本当に自殺なのか。

    そして、自殺した場所の近くには、
    「η(イータ)なのに夢のよう」と書かれた絵馬が残されていた。

    一応、「η(イータ)なのに夢のよう」が残された自殺の決着はつきますが、
    トリックがどうのこうのというお話しではありません。

    それ以上に、今回は登場人物たちの色んな動きが垣間見えてきて、
    とても楽しかったです。

    まずは、久しぶりの登場となる犀川創平の母親瀬在丸紅子の登場。

    真賀田四季のようにならなかった天才としても有名。
    (アチキの中だけだけど)

    いやー、Vシリーズを読んでいるときは、
    それほど好きでもなかったキャラクターですが、
    犀川創平の母親だと発覚してからは、
    とたんに好きになりましたねぇ。

    そして、Gシリーズでは名前を変えて何度か登場している保呂草潤平。

    今回は、赤柳初朗(アチキは香具山紫子だと思っています。今のところですけど)と直接会ってお話しをします。

    それから、西之園萌絵にも変化が訪れようとしています。

    両親が巻き込まれた飛行機事故についての真相?を知り、
    東京の大学へ行くお話しがあり、
    友人のラヴちゃんは結婚をすることになり、
    いままでの流れからちょっと変わっていきそうです。

    そういえば、Gシリーズのタイトルも始めにギリシア文字がきていたのに、
    次からは頭についていないもんなぁ。

    そんなわけで、
    事件だけじゃないところでのお話しが一番面白かった「η(イータ)なのに夢のよう Dreamily in spite of η」でした。





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    λ(ラムダ)に歯がない λ HAS NO TEETH 【小説】

    Gシリーズの5巻「λ(ラムダ)に歯がない λ HAS NO TEETH」です。

    前回は殺人事件のお話しというよりは、
    バスジャックのお話しと言うことで、
    ちょっと趣が違いましたが、
    今回は、密室殺人です。

    国枝研究室のメンバーがT建設で実験をしているとき、
    別の実験施設で殺人事件が起きます。

    四人の人間が額を打ち抜かれ、
    そして、全員の歯が抜かれてしまっているという殺人。

    施設はセキュリティによって出入りが記録され、
    密室状態。

    システムに細工が施されていない限り出入りを誤魔化すことは不可能。

    殺しに使った武器も出てこないし、
    殺された人物たちの身元も分からない。

    と言う事で、
    密室と言えばこの人、西之園萌絵の登場。

    まぁ、密室の謎は、
    結局、犀川創平がといてしまうんですけどね。

    一応、このGシリーズの探偵役とでも言うべき、
    海月及介も謎の解明はします。

    でも犀川創平の方が先に解決しているというパターン。

    犀川創平と西之園萌絵のラブリィな関係も垣間見えて、
    S&Mシリーズから読んでいる人には、
    ちょっとウフフな感じ。

    ちなみに、アチキは全然密室のトリックが分かりませんでした。

    さて、事件の真相?は、
    意外な人物の活躍?により判明します。

    その人物が誰かは、まぁ、読んで確かめてみてください。

    もったいつけているけど、
    それほど意外な人物ではないです。

    さぁ、はやく続きを読まないと。





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    ε(イプシロン)に誓って SWEARING ON SOLEMN ε 【小説】

    Gシリーズの4巻目「ε(イプシロン)に誓って SWEARING ON SOLEMN ε」です。

    今回は、
    冒頭にバスの運転手の殺害事件があります。

    本来ならこの事件をみんなで解決していくと思うのでしょうが、
    本の紹介を読んでいるので、
    本筋は、
    バスジャックだと知っているので、
    どうこれが絡んでいくのかなぁ、と。

    さて、今回は同じ時期に東京に遊びに来ていた山吹早月と加部谷恵美が、
    帰りは一緒に帰ると言うことになり、
    深夜バスの乗り合い所で待ち合わせ。

    雪が降っていて、
    運転手も遅れていて、
    そのおかげで出発の時間に間に合わないとおもっていた加部谷恵美も何とか間に合います。

    そして、二人が乗り込んだバスがジャックされてしまうというお話し。

    バスの乗客は、
    山吹早月と加部谷恵美の二人以外は、
    「εに誓って」という宗教団体のような人たちだけ。

    目的は、ハッキリしないものの普通のバスジャックとは目的が違うような感じ。

    はたして、「εに誓って」とはなんなのか、
    山吹早月と加部谷恵美は無事にバスから降りることが出来るのか。

    半分ほど読み進んで、
    殺人事件を解決するいつものパターンではないことは理解し、
    その時点で、もしかしたら「そして二人だけになった Until Death Do Us Part」のパターンか、
    と思って、
    後半になって確信しましたね。

    いやー、すんません。

    「そして二人だけになった Until Death Do Us Part」を読んだことがあって、
    まだ「ε(イプシロン)に誓って SWEARING ON SOLEMN ε」を読んでいない人には、
    凄いネタバレになってしまいました。

    さてさて、
    本筋の所の話はこれくらいにして、
    今回も彼女の名前が登場します。

    真賀田四季。

    犀川創平の思考の中にも登場し、
    どうやら公安も彼女のことを追っている模様。

    まぁ、殺人事件の重要参考人、いやいや、容疑者、いやいや、犯人、
    であるのだから当然ですが、
    公安も出てくるとなると、、、。

    まぁ、「四季」シリーズを読んでいるので、
    こちらとあちらがどう繋がっていくのか、
    それは楽しみですね。

    そんな感じで、
    相変わらずサクッと読み終わる楽しいお話しでした。

    次は「λ(ラムダ)に歯がない λ HAS NO TEETH」ですね。





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    τ(タウ)になるまで待って PLEASE STAY UNTIL τ 【小説】

    これまたあっという間に読み終わってしまいました。

    この厚さの文庫本は、
    Gシリーズを読むまで、
    最近読んでいなかったので、
    なんか、あっちゅうまって感じですよ。

    さてGシリーズ第三巻「τ(タウ)になるまで待って PLEASE STAY UNTIL τ」です。

    伽羅離館(がらりかん)という館に住む超能力者?マジシャン?の神居静哉の元を訪れた一行。

    この一行の内訳は、
    探偵の赤柳初朗、加部谷恵美、山吹早月、海月及介の四人。

    赤柳初朗に頼まれたバイトで同行しているいつもの三人。

    バイトの内容は、
    伽羅離館の図書室にある資料を調べること。

    何について調べるのかというと、
    そう、あの人のことです。

    あの人に関連すること。

    そのあの人とは、真賀田四季。

    と言っても森博嗣氏のミステリーを読んだことがない人にとっては、
    はぁ?って感じですけどね。

    まぁ、このGシリーズは、
    真賀田四季の名前が見え隠れして、
    ファンの気持ちを実に巧みに揺さぶってくれます。

    と言うわけで、
    この伽羅離館には時を同じくして、
    神居静哉の取材に訪れた一行がいて、
    当然、ここで殺人事件が、、、。

    この舞台になっている伽羅離館が実に特殊で、
    この館に閉じ込められ、館自体が密室になっている上に、
    密室の部屋で殺人事件が起きるという展開。

    神居静哉のマジックのトリックは分かったのですが、
    密室のトリックは、相変わらず分かりませんでした。

    犀川創平なんか、館を一周回っただけで、
    密室のトリックを見破ってしまいましたからね。

    盲点だったのは、、、、、いややめておきましょう。

    実際に読んで楽しんでください。

    面白いですから。




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    θ(シータ)は遊んでくれたよ ANOTHER PLAYMATE θ 【小説】

    Gシリーズの第二巻「θ(シータ)は遊んでくれたよ ANOTHER PLAYMATE θ」です。

    今回は、連続殺人。

    いやいや、連続自殺事件。

    う~ん、どっちなんでしょうね。

    まぁ、本の中でも連続殺人なのか、自殺なのか頻繁に議論されています。

    と言う事で、
    これ以上のことは、読んで楽しんでください。

    さて、第二巻と言うことで、
    前作「φ(ファイ)は壊れたね PATH CONNECTED φ BROKE」ではあまり出番のなかった西之園萌絵ですが、
    今回は、結構出てきます。

    何しろ友人のラヴちゃんが事件に絡むことになってしまいましたからね。

    医師を目指しているラヴちゃんが、
    医学部の教授は神様、工学部の萌絵にはわからんだろ。

    と言う展開があり、
    あぁ、アチキも工学部だったから分からないなぁ、と。

    しかし、相変わらず犀川創平は、ほとんど出ません。

    まぁ、犀川創平が出てくると、
    新たな探偵役のカゲが薄くなりますからね。

    で、前回をネタにしたときには書きませんでしたが、
    今回のGシリーズの探偵役は、
    海月及介という大学生です。

    暇なときは図書館で図鑑を見ている変わり者です。

    とは言え、犀川創平よりはちょっだけレベルが低い感じになっています。

    ほんのちょっとだよ。

    そして、今回からS&Mシリーズではおなじみというか、
    絶対的存在の彼女の名前も登場しました。

    いやー、やっぱりどこかで絡んでくるのかなぁ。

    楽しみだなぁ。

    このGシリーズ、ライトノベルのように軽い感じで楽しめます。

    キャラクターも良い感じだし、
    元々森博嗣氏の作品のキャラクターは良い感じだけど。

    良い意味で赤川次郎的です。

    本の厚さも薄いし。

    あっちゅうまに読んでしまいますよ。

    ちなみに今回も残念ながら犯人分かりませんでした。

    良い線までいったんですけど
    ダメでした。

    もうちょっと頭柔軟にしないとダメだねぇ。




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    φ(ファイ)は壊れたね PATH CONNECTED φ BROKE 【小説】

    森博嗣推理小説「Gシリーズ」の第1巻「φ(ファイ)は壊れたね PATH CONNECTED φ BROKE」です。

    なんで「Gシリーズ」って言うのか、
    分からないんですけど。。。

    今までは、S&Mシリーズとか、Vシリーズとか、
    人の名前のシリーズだったのですが、
    今回は、どうも人の名前ではないようです。

    まぁ、調べれば分かるとは思うのですが、
    面倒で調べていません。

    さて、森博嗣の小説は、
    四季シリーズ以来ですねぇ。

    登場人物に西之園萌絵や国枝桃子といったS&Mシリーズでおなじみの人物が出てくるんですよねぇ。

    犀川創平もちろっとだけ出てきます。

    なので、推理をして事件を解決するのは、
    犀川創平ではないです。

    では誰が名探偵なのでしょう。

    読む前は、
    西之園萌絵かなぁ、と思っていたのですが、
    さてさて、誰なんでしょうね。

    読んで確かめてください。

    さて、今回の事件は、
    密室殺人事件です。

    両手両足を縛られてつられた状態で殺されていたという状況。

    もっと色々と細々とセッティングされた状況なんだけどさ、
    それは読んで確かめてくれ。

    それにしても、
    今回は、全くトリックも犯人も分からなかったなぁ。

    ニアという状況にもならなかったよ。

    あのミスリードは、
    してやられたという感じだね。

    当然、どんなミスリードなのかなんて書きませんよ。

    読んで楽しんでください。

    後、S$Mシリーズを読んでいなくても楽しめます。

    まぁ、
    犀川創平、西之園萌絵、国枝桃子、
    それと加部谷恵美等と言ったS&Mシリーズからの登場人物の相関関係などの説明はほとんど無いので、
    S&Mシリーズを読んでいれば、
    ちょっとは楽しめるという程度です。

    まぁ、アチキとしては、
    S&Mシリーズは、超お薦めなので、
    まだ読んでいない人はそっちから読んでくれぇ、
    って感じですけどね。





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    蘇える女豹 【小説】

    大藪春彦氏の女豹シリーズの第三巻「蘇える女豹」です。

    「非情の女豹」「女豹の掟」に続く第三弾と言うことで、
    長い間読まずに積ん読されていたのですが、
    この前、読み終わりました。

    大体、アチキが「非情の女豹」と「女豹の掟」を読んだときは、
    まだ「蘇える女豹」出ていなくて、
    もしかして文庫以外の形態であったのかもしれませんが、
    アチキは知らずにいて、
    てっきり二冊で終わりのシリーズだと思っていたんですよね。

    と言う事で「蘇える女豹」が存在したときは、
    あの後まだ続いたのかぁ、
    と言うのが正直な感想だったなぁ。

    と言う事で、
    あっという間に読み終わってしまいました。

    いやー、最近の分厚い本を読んでいると、
    この昔ながらの文庫本の厚さはなんか凄く薄く感じるよなぁ。

    でもこのくらいが、持ち歩いて読むにはちょうどいい感じなんだけどね。

    と言う事で、
    相変わらず小島恵美子、通称エミーはイカしています。

    長身でグラマラスな美女。

    長身と言っても167センチで、
    確かに女性としては高いですが、
    なんかアチキのイメージだと170センチの後半くらいだったんだよねぇ。

    でもそんなスペックは二の次で、
    エミーの魅力はそれだけではありません。

    金のために簡単に人を殺します。

    バンバン殺します。

    気持ちいいくらい殺します。

    さすが大藪春彦氏の小説って感じです。

    もちろん基本的には悪者ですが、
    自らの行動を邪魔する者も容赦なく殺します。

    CIAだろうと日本の警察だろうとお構いなし。

    テロリストと言ってもおかしくない行動パターンです。

    そして、とってもエッチです。

    物語の冒頭からヤリまくりです。

    今までよりも「蘇える女豹」ではやりまくっているんじゃないか、
    ってほどやりまくっています。

    元々男性よりも女性が好きというエミーでしたが、
    ある男と出会ってから性癖も変わったんですかね。

    もう男も女も見境なしって感じですよ。

    やって殺して、殺してやって、
    そんな感じで物語は進行していきます。

    今回のエミーの仕事は、
    またもや昔所属していたスプロから依頼されて、500億円強奪。

    はたして500億を強奪できるのか。

    それは読んでのお楽しみと言うことで。

    ただ一つ残念なのは、
    最後の終わり方がまだシリーズが続きそうな感じで終わったのに、
    もうこの続きは読めないんだなぁ、と。

    あぁ、物語はキチンと完結していますよ。

    アチキが言いたいのは、
    エミーの活躍がこれで終わりって言うことが寂しいのです。

    何しろ作者である大藪春彦氏はもうこの世にいませんから。

    せっかくだから女豹シリーズを18禁のアニメとかにならないかなぁ。

    本当は実写でと思うのですが、
    ちょっと残念なモノになりそうだからなぁ。

    特に日本で作ったらさ。

    興味があったら是非ご一読ください。





    テーマ : 読書感想
    ジャンル : 本・雑誌

    tag : アクション バイオレンス エロス 犯罪 大藪春彦

    塗仏の宴 宴の支度/塗仏の宴 宴の始末 【小説】

    京極夏彦渾身の作品。

    京極堂の物語です。

    塗仏の宴 宴の支度(ぬりぼとけのうたげ うたげのしたく)」「塗仏の宴 宴の始末(ぬりぼとけのうたげ うたげのしまつ)」の二つで一つの作品になります。

    何が渾身かって、この厚さは凄いですよ。

    基本アチキは文庫本しか読まないのです。

    それは、
    電車に乗っているときしか読まないから単行本は重くて持っていられないのが理由。

    しかし、
    塗仏の宴 宴の支度」「塗仏の宴 宴の始末」は、
    単行本に負けず劣らず重い。

    まぁ、そんなことはいいんですが、
    いやまいったねぇ。

    こんな展開になるとは。

    それにしても前作「絡新婦の理」から引き続き登場している織作茜がこんなにいい女だったとは。

    アチキとしては、
    織作茜を主役にした、
    いやいや準レギュラーでも良いのでもっと色々と活躍して欲しいと思いましたよ。

    探偵とか似合いそうなのになぁ。

    今までは、

    一つの妖怪を見立てて事件があったわけですが、
    今回は、一つではありません。

    まぁ、最終的にはタイトルの妖怪「塗仏」の登場になります。

    その辺りも今までとは違った感じで、
    集大成って感じです。

    いつもと違うと言えば、
    明確な殺人事件が、
    中々登場しない。

    人が死ぬのは、
    事故死とみられた赤ん坊が一人死にます。

    そして、極めつけは村一つ分の大量殺人。

    存在しない村。

    存在した村。

    存在しているけど違う村人。

    一体、この物語はどうやって収束するのでしょう。

    京極堂の苦悶が聞こえてくる作品。

    いきなりこの「塗仏の宴 宴の支度」「塗仏の宴 宴の始末」から読む人はいないと思いますが、
    いきなり読むと人物の相関関係がイマイチ把握できないでしょうねぇ。

    やっぱり「姑獲鳥の夏」から読んで欲しいものです。

    そして、
    魍魎の匣
    狂骨の夢
    鉄鼠の檻
    絡新婦の理
    と読み進んでいって欲しいなぁ。

    それにしても榎木津礼二郎はかっこいいねぇ。

    映画「姑獲鳥の夏」の榎木津礼二郎を阿部寛がやっていたが、
    実にはまり役だと思うぞ。

    塗仏の宴 宴の支度」「塗仏の宴 宴の始末」は、
    実に面白かったです。





    テーマ : 推理小説・ミステリー
    ジャンル : 本・雑誌

    tag : 推理 探偵 妖怪 犯罪 京極夏彦

    奇術探偵 曾我佳城全集 秘の巻 【小説】

    泡坂妻夫の「奇術探偵 曾我佳城全集 秘の巻」です。

    この後に「戯の巻」というのがありますが、
    まだ読んでいません。

    まぁ、基本的に短編集なので、
    それこそ「戯の巻」から読んでも、
    たぶん問題ないのではないかなぁ。

    まぁ、いわゆる探偵小説で、
    推理小説とは、
    ちと言い難いかなぁ。

    まぁ、一つの話のボリュームも少ないので、
    謎解きを楽しむゆとりというのかなぁ、
    それがありません。

    泡坂妻夫氏の作品もはじめて読んだわけで、
    他にどんな作品があるのか全然知りません。

    主役である元奇術師曾我佳城は、
    主役と言うほど前面に出てこないです。

    事件の解決の糸口が分からない、
    ので曾我佳城に相談に行って、
    はい解決。

    と、いうパターンになります。

    まぁ、いわゆるアームチェアディティクティブですね。
    (あってるよな、たぶん・・・)

    別にずっと座っているわけではないけど、
    現場を見ずに話だけでピタリと当てるというやつですね。

    本当は、もつと色々と活躍してくれるものだと思ってきたいしていたんだけど、
    ちょっと出てきてずばっと解決して終わり、
    みたいなのが基本パターンで、
    ちょっと寂しかったです。

    もっと、大人ぽく魅力的なキャラクターになるのに、
    今のところイマイチですね。

    まぁ、短編小説で、次第にキャラクター像が確立していい感じになるのはいくらでもあるので、
    「戯の巻」を読んだ後も同じ感想を持っているかどうかは分かりませんが。

    作者が元マジシャンだったかで、
    奇術ネタの所は、
    さすがに大変おもしろく読まさせていただきました。

    それこそ、推理的な部分の話よりもおもしろかったくらいです。

    事件自体も奇術ネタが元になっているモノもあったりして、
    いい感じだったりするんですよ。

    何しろ難しく考える必要もないから、
    電車の中で気軽にさくっと読めてしまうのがいいね。

    はじめに思ったイメージと違いはしましたが、
    これはこれでアリかな。

    ただ、やっぱりこれを読んだ後、
    じっくり考えられる推理小説を読んでみたくなりましたね。

    まぁ、脂っこいのを食べた後、
    さっぱりしたのが食べたくなり、
    さっぱりしたのを食べた後は、
    脂っこいのを食べたくなるのと一緒ですね。

    どっちがいいかとは言えないのです。

    小粒ながら、なかなか味のある作品が詰まっているので、
    これは息抜きにはちょうど良い感じですね。

    ホント、できればもう少し曾我佳城の活躍というか、
    登場時間というか、
    なんというか出番を多くして色々と見せて欲しかったなぁ、
    と言う感じです。





    テーマ : 推理小説・ミステリー
    ジャンル : 本・雑誌

    tag : 探偵 推理 犯罪 刑事

    虚空の逆マトリクス Inverse of Void Matrix 【小説】

    これで、当分森博嗣氏の本は読むことないんだろうなぁ。

    「四季」のシリーズは、
    いずれ読むけど、
    ちょっと最近集中して森博嗣氏の読んでいたからなぁ。

    と、言うことで「虚空の逆マトリクス Inverse of Void Matrix」です。

    短編集です。

    前回の「今夜はパラシュート博物館へ」に比べると、
    おもしろいモノがいくつかありました。

    探偵モノと食堂のおばちゃんのモノとS&Mがでてくるモノですね。

    探偵モノは、
    こんな落ちだといいなぁ、
    と思っていたとおりになって、
    良かったです。

    短編の一発ネタぽいけど、
    長編でも十分楽しめる素材でしたね。

    まぁ、似たものは色々とあるので、
    新鮮みにはかけるけど楽しかったです。

    基本的にハードボイルド探偵モノは好きなんですよ。

    だからかもしれませんなぁ。

    楽しく読めたのは。

    もう一つは、食堂のおばちゃんモノ。

    何となくアガサ・クリスティや赤川次郎を彷彿とさせる雰囲気を持った作品で楽しかったです。

    そして、やっぱりというか当然というかS&Mがでてくるものが一番良かったですねぇ。

    もうキャラクターが登場するだけでOKって感じですからねぇ。

    なんといっても今回は、
    しっかりと二人の仲が進展しましたし。

    こういう風に短編で書いてしまうのは、
    実にもったいないと思ってしまうわけです。

    でも、長編になると推理モノの部分の比重が大きくなるから結果的には短編で書いても同じなんでしょうけどね。

    二人の相関関係というやつです。

    まぁ、まだまだS&Mの人生は長いので、
    これからもちょくちょく登場する作品もでてくることでしょう。

    楽しみですねぇ。

    ちなみにS&Mとは、
    犀川&萌絵というキャラクターの頭文字です。

    「すべてがFになる The Perfect Insider」で初登場したキャラクターです。

    「すべてがFになる The Perfect Insider」は傑作ですので、
    まだ読んでいない人は是非読んでください。

    一応、知らない人のために補足説明しました。

    と、まぁ、「虚空の逆マトリクス Inverse of Void Matrix」は短編集なので、
    気軽に読むのにはちょうど良いです。

    ただし、S&Mがでてくる話だけは、
    やっぱりシリーズを読んでいないとイマイチおもしろくないでしょうね。





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    tag : 森博嗣 S&Mシリーズ 探偵

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