リトル・シスター 【小説】

    村上春樹訳のレイモンド・チャンドラー「リトル・シスター」です。

    創元推理文庫刊の「かわいい女」の新訳になります。

    もう随分昔に読んだから、
    細かいところは、
    すっかり忘れています。

    さて、
    物語ですが、
    田舎町からロサンゼルスに兄を捜して来た女性が、
    フィリップ・マーロウの元を訪れます。

    そして、
    渋々ながら依頼を受けて、
    兄を捜すことになったマーロウ。

    兄捜しを進めていくと、
    死体に出くわして、
    単なる人捜しから思わぬ事件に首を突っ込むことに。

    といった感じの内容になります。

    読んでいて感じたのは、
    以前読んだ時よりもおもしろく感じたことかな。

    以前は、
    ここまでおもしろいとは感じていなかった記憶だけはあります。

    以前読んだ時におもしろくなかった、
    と言っているのではないのでご注意ください。

    そして、
    この台詞の言い回しは、
    中々いいね、
    と思ったりしたところもあって、
    読み終わった頃には、
    もうすっかり忘れていて、
    確かあのシーンの時だったよなぁ、
    と思ってと探したのですが、
    アレレ、
    なんか違うぞ、と。

    どこにもそれらしいのがなくて、
    思っていたシーンではなかったのかと、
    パラパラと斜め読みしながら探したけど見当たらず。

    もしかしたら、
    中々いいね、
    と思ったことが勘違いだったのか。

    なんて、
    感じで楽しみました。

    ちなみに、
    ラストの方で、
    とんでもない印刷ミスがあって、
    とんでもないところで改行されていて、
    その後、数行空白になっているという、
    やっちまったなハヤカワさん、
    ってのがありました。

    この空白が、
    文字抜けだったら怒っていましたが、
    そうではないので、
    このミステイクは、
    ある意味、貴重だな、
    と思ってしまいました。

    貴重と言っても、
    それなりに印刷されているから、
    たいしたことないと思うけどね。

    コレクター魂をくすぐってはくれましたね。

    そんなわけで、
    レイモンド・チャンドラーの小説は、
    この「リトル・シスター」に限らずおもしろいので、
    興味があったら是非ご一読を。





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    tag : 探偵 推理 ハードボイルド 警察 犯罪 レイモンド・チャンドラー 村上春樹

    大いなる眠り 【小説】

    村上春樹訳のレイモンド・チャンドラーの小説「大いなる眠り」です。

    本屋でたまたま見つけて、
    文庫になったんだぁ、
    と思った瞬間、
    アレ?
    と思ったんですよね。

    単行本で「大いなる眠り」が出ていることを知らなかった。

    何より、
    「ロング・グッドバイ」
    「さよなら、愛しい人」の次は、
    「リトル・シスター」だったよな、と。

    アレレ、
    「リトル・シスター」は、
    文庫本になっていないのか、
    と本屋の棚を探したけどない。

    まぁ、
    本屋と言ってもアチキが行っているTSUTAYAなんですけどね。

    ほんと、
    品揃えがアチキの趣味とは合わないよなぁ。

    と言うことで、
    Amazonで検索したらもう既に文庫になっているではないですか。

    でも、
    とりあえず「大いなる眠り」を買ってしまったので、
    先に読むことに。

    実際、執筆順でいえば、
    「大いなる眠り」は、
    フィリップ・マーロウ長編一作目ですからね。

    創元推理文庫で既に刊行されていて、
    アチキは2回ほど読んでいるんですよ。

    映画もハンフリー・ボガート、ローレン・バコールで映画になっているし。

    その時のタイトルは「三つ数えろ」ですけど。

    後にロバート・ミッチャム主演で「大いなる眠り」は、
    映画になっているし。

    アチキ、両方とも観ているんですよね。

    なのに、
    今回久々に本を読んで、
    アレレ、
    こんなシーンあったけかな、
    なんて思ったりして、
    改めて新鮮な気持ちで読めましたよ。

    まぁ、大筋の部分は憶えているし、
    犯人も事件も分かっているのですが、
    やっぱりおもしろいです。

    物語は、
    車椅子で生活する金持ちで名士の今にも死にそうな老人から脅迫事件について依頼されます。

    しかし、
    それは表向きの話。

    その依頼を受けたときから、
    関わってくる人間みんなからある男の消息について聞かれるようになります。

    はてさて我らがマーロウは、
    どんな活躍を見せてくれるのか。

    うーーん、
    かっこいいなぁ。

    なので、
    ハードボイルド小説を読んだことがない人も、
    是非レイモンド・チャンドラーの小説は、
    読んでほしいです。

    それこそ、
    村上春樹訳になって、
    読む切っ掛けとしてはいい感じになっているので、
    是非この機会に手にとってくださいな。





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    レッド・オクトーバーを追え! 【小説】

    トム・クランシーの「レッド・オクトーバーを追え!」です。

    日本で発売されてからずっと読もうと思っていた小説です。
    (そういう本いっぱいあるんだよなぁ。全然消化できないんだよぁ。時間ないなぁ)

    ちょうど「レッド・オクトーバーを追え!」を読み終えそうな時に、
    トム・クランシーが亡くなったというニュースが入って、
    驚きました。

    映画の新作も作られると言うことで、
    実に残念です。

    さて、小説の話ですな。

    ジャック・ライアンシリーズの第1作ということになるのかな。

    映画の方は、シリーズ全部観ているので、
    この本を読んでいる時も、
    当然、映画とは細かいところで違うんだろうなぁ、
    と思って読んでいたわけですが、
    大きな違いは、
    やはり、政治的な話がキチンと書かれていることですな。

    もっと現代戦における描写とか、説明が大半を占めているのかなぁ、
    と勝手に思っていたりしたんですよねぇ。

    そういう所も押さえるべき所はキチンと押さえていて、
    とても面白かったです。

    ただ、
    やはり時代が80年代前半の情報が元になっているので、
    ちょっと古くさい部分は致し方ないな、と。

    でも、それを差し引いても読ませてくれるので、
    評判通りに面白い小説でした。

    そして、と言うか、
    小説を読んでいるうちに映画も観たくなりましたねぇ。。

    結構、前に観ていたので、
    映画でもこんなだったかなぁ、
    と言うのを感じたので、
    読み終わった後、ちゃんと観ましたよ。

    まぁ、その話はまた今度と言うことで。

    この小説は、お薦めです。

    興味があったら是非ご一読を。

    他のジャック・ライアンシリーズも追っかけて読んで観ようと思っています。

    それが、いつになるのかは、分かりませんが。





    テーマ : サスペンス
    ジャンル : 本・雑誌

    tag : ミリタリー サスペンス 潜水艦

    さよなら、愛しい人 【小説】

    この前読み終わりました。

    村上春樹氏訳のレイモンド・チャンドラー「さよなら、愛しい人」です。

    もうたぶん、色んな人が言っているかもしれませんが、
    やっぱりタイトルは、いただけない。

    清水俊二訳のタイトル「さらば愛しき女よ(さらばいとしきひとよ)」が実に素晴らしかったから、
    これでは、ねぇ。

    もちろん、中身のすばらしさもあり、
    「さらば愛しき女よ」のタイトルも素晴らしかったから、
    色んなところで、このタイトルのオマージュやパロディが存在するのですよ。

    と言う事は、
    村上春樹氏なら百も承知でかいていると思うんだけど。

    ファンとしてはねぇ、
    やっぱり一言言いたいよねぇ。

    そして、
    この小説でとても重要な人物のニックネームが変更になっている。

    確かに、村上春樹氏の訳の方が正解なんでしょうけど、
    初めに読んだ印象があるから、どうしても抜けきらないです。

    大鹿マロイが、ムース・マロイですよ。

    なんですか、ムースって。

    整髪料ですか。

    と言いたくなりますが、
    まぁ、この小説は村上春樹氏の訳の本だからね。

    それが嫌なら読まなければよいと言うことですよ。

    と言う事で、
    村上春樹氏の訳について文句を言えるのは、その二つくらいだったね。

    で、やっぱりおもしろかった。

    そして、「ロング・グッドバイ」の時にもかいたと思うけど、
    現代訳なので、とても読みやすいです。

    レイモンド・チャンドラーは癖のある文体と色々なところで読んだことがあり、
    アチキは、原文で読んだことないし、読めませんけど、
    その雰囲気を崩さず日本語にするのは、
    やはり大変なようで、
    今回の訳者あとがきでもその事に触れていましたね。

    で、肝心の中身なのですが、
    そんなことは気にせずに、まずは読めと言いたいです。

    ですが、多少の知識として、
    どんな感じなのか知りたいという人もいるでしょう。

    と言う事で、ちょっとだけ説明。

    主人公は、フィリップ・マーロウ。

    私立探偵です。

    ある日、とある捜査をしているときに、
    とても大きな、巨漢と言ってよい男で合います。

    この男が、ムース・マロイです。

    ある事件で服役して出てきたばかりのムース・マロイは、
    愛する女性、ヴェルマを探していました。

    ヴェルマが働いていた店に行くと、
    そこは、黒人専用の店になっていて、
    一悶着があり、
    ムース・マロイは人を殺してしまいます。

    事件に巻き込まれたフィリップ・マーロウは、
    ムース・マロイのことは気になるも、
    明日の食い扶持のために仕事をすることに。

    そこで依頼人が、死んでしまい、
    事件は思わぬ展開を見せます。

    といった感じですね。

    実は、ムース・マロイってあまり登場してこないのですが、
    なのにとても強い印象を持ちます。

    殺人犯なのに、どこか憎めない男。

    きっと、その行動原理が愛する女性のためというのもあるんでしょうね。

    語りはじめたらとまらなくなってしまうので、
    この辺でやめときます。

    やっぱりそう言う話は、読んだ人と語り合いたいよね。





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    tag : ハードボイルド 探偵 犯罪 警察 レイモンド・チャンドラー 村上春樹

    ロング・グッドバイ 【小説】

    レイモンド・チャンドラーの名作「長いお別れ」を清水俊二訳から村上春樹訳になって出版された「ロング・グッドバイ」です。

    「長いお別れ」も好きですが、
    原題のままの「ロング・グッドバイ」も良いです。

    なんでこんなことをわざわざ書くかというと、
    アチキは「さらば愛しき女よ」というタイトルが大好きだからです。

    なんでそんなことを書くかというと、
    そり答えは村上春樹訳の「さらば愛しき女よ」のタイトルを知っている人なら分かると思います。

    と言うことで、
    清水俊二訳から村上春樹訳になった違いなんかは、
    読み比べたわけではないのでアチキにはよく分かりません。

    ただ、
    村上春樹訳になって感じたのは、
    当然ですが、読みやすくなりました。

    清水俊二訳の頃とは時代が違うので、
    アメリカ文化についての基礎的な知識が違うから、
    レイモンド・チャンドラーの原文をそのまま訳して問題なく読者に伝わるようになりましたからね。

    村上春樹氏の小説は読んでいるし、
    村上春樹訳の小説もレイモンド・カーヴァーの本を2冊ほど読んでいるので、
    特に気にはしていませんでした。

    それよりも村上春樹というブランドによって、
    今までレイモンド・チャンドラー小説を読んだことがない人も手にとって読んでくれるようになるのではないかというメリットを強く感じました。

    これは実に良いことです。

    レイモンド・チャンドラーの小説はもっと多くの人に読んで頂きたいとおもうのです。

    探偵小説、それもハードボイルド小説ですから、
    男性は比較的読まれることがあると思いますが、
    女性はとても少ないと思うんですよ。

    なので村上春樹のファンの女性が手にとって読んでくれればなぁ、と。

    さて、簡単だけど、
    一応本の中身についても書いておきますか。

    私立探偵のフィリップ・マーロウは、
    ある夜一人の酔っぱらいと出会います。

    この酔っぱらいが、テリー・レノックス。

    大富豪ハーラン・ポッターの娘シルヴィア・レノックスと二度結婚した男。

    フィリップ・マーロウは、
    テリー・レノックスの事が気に入り泥酔していた彼を助けたことから親交を深めることに。

    ある朝、テリー・レノックスがフィリップ・マーロウのもとを訪ねて来て、
    ただならぬ雰囲気を察したフィリップ・マーロウは、
    何も聞かずに彼を片田舎の飛行場まで送り届けることに。

    その後、テリー・レノックスの奥さんであるシルヴィア・レノックスが殺害されたことを知る。

    しかし、フィリップ・マーロウは、
    テリー・レノックスが犯人だとは思えなかった。

    そんなとき、テリー・レノックスがメキシコのホテルで殺害を自供した遺書を残して自殺したことを知る。

    ここからが「ロング・グッドバイ」の本筋になります。

    テリー・レノックス絡みで、
    様々な人たちと出会い、分かれていきます。

    テリー・レノックスとの友情もそうですが、
    アチキは、やはりフィリップ・マーロウのロマンスの方がたまらなく好きです。

    絶世の美女アイリーン・ウェイドとの関係や、
    リンダ・ローリングとの関係。

    今回登場する女性はこの二人だけなんだけどね。

    ちょい役で登場する女性はいるけど、
    物語に絡んでくるのはアイリーン・ウェイドとリンダ・ローリングだけ。

    これ以上はネタバレになってしまうので書かないけど、
    色んな意味で男の純情を感じてしまうなぁ。

    そういうわけで、
    特に女性に読んで欲しいと思うわけです。

    「ロング・グッドバイ」は超お薦めです。





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